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ファーマシ―そま通信2020春号

2020.04.09

ファーマシーそま通信 2020春号
        私たちのオススメ
 
〜新型肺炎と中医学~
                 谷川美佐
 
 新型コロナウイルスの感染が拡大して落ち着かない日々が続いています。ヨーロッパでは感染拡大する国がある一方、8万人以上の感染者を出した中国では、感染者数が大幅に減少しつつあります。
 今回のウイルスは中国の武漢で感染拡大が始まっただけに、当初から、中国国家衛生健康委員会の「新型コロナウイルス肺炎診療ガイドブック」には、中医薬の治療方案が取り入れられていました。
 また、3月12日のXinhua Newsには、感染者7万4603人(全体の82.5%)の治療に中医学が導入され、中医学と西洋医学を統合した治療を受けた患者は、どちらか片方の治療にくらべ症状の緩和と回復が早く重症化率と死亡率を下げるのに効果があったと、報道されています。
 
 先述のガイドブックには、治療期の人(感染確実者)以外にも、医学的観察期の人(擬似感染者及び濃厚接触者)と回復期の人に対する中医薬対策も記述されています。
 日本では、次のような製品に置き換えることができるでしょう。
 
 《武漢で治療期に使われたもの》
    清肺排毒湯などは→(麻杏甘石湯+五苓散+小柴胡湯+射干麻黄湯)
 《医学観察期においては、症状を緩和するもの》
                 倦怠感・胃腸違和感あり→ 藿香正気散(勝湿顆粒)
         倦怠感・発熱あり→ 板藍茶、五涼華、五行草茶など
          《回復期においては体力を補うもの》
         胃腸症状あり→ 衛益顆粒、健胃顆粒、健脾散
         空咳あり→ 百潤露、麦味参顆粒、香西洋参
 
 では、予防には何がいいでしょうか?
 漢方薬の中では、生薬「黄耆」に注目。「黄耆」は「気」を補う薬で、気虚の疲れ、むくみ、急・慢性肺疾患に応用されています。「黄耆」を主役とするお薬には『衛益顆粒』があります。
 
 『衛益顆粒』は、「衛気(えき)」を高めてくれます。
 中医学での「衛気」とは、皮膚や鼻、気管支などの粘膜細胞を強化して免疫力を整え、外的刺激から体を守ることをいいます。『衛益顆粒』は、3種の生薬「黄耆」「白朮」「防風」から成り、体表にバリアを張り巡らせ、ウイルスや花粉などの邪気の侵入を防ぐ働きがあります
 コロナウイルスの感染は粘膜から(鼻、結膜、口腔、喉、腸など)と公表されました。
 免疫力を高め、粘膜のマスクとして、感染症予防にオススメです。


 
〜ウイルスや細菌に負けないためにオススメしたいもの〜
『板藍茶』
 板藍根はアブラナ科ホソバタイセイの根で、清熱解毒、涼血利咽の作用があります。2003年、SARS(サーズ)の爆発的流行によって、中国の文部科学省が抗ウイルス生薬を選別する一連の実験を行なった結果、板藍根が肺炎に優れた活性を持っていることがわかりました。新型コロナウイルスの遺伝子配列はSARSと似ている点が多いということです。板藍根を含むお茶を普段から飲むことによって感染症の予防にもなりますし、少し喉がおかしいな、喉が痛いな、と思った時の熱取りにもなります。1日2回1包ずつ、ぜひお試しください。
 
『牛黄』『霊黄参』『長城清心丸』『日水清心丸』
 牛黄は一言でいえば「血の余分な熱をとる」ものですが、現代的手法
の薬理作用を調べると、「ストレス負荷によって免疫能が低下した動物において、その低下を抑える効果が期待できる。」「ストレス負荷によって低下したT細胞の正常化や、抗原抗体反応などを補助する補体系の促進作用などの感染防御作用が認められる。」「インフルエンザ感染後の肺炎を起こしにくくする。」「ある種のウイルスに対する抗ウイルス作用」などもあります。
 現代の実験を待つまでもなく、1500年以上前からあらゆる「炎症」にオススメの「上薬」です
 お疲れには普段から、そうでない方も、万が一感染した時のために是非ご用意いただきたいお薬です。
 
『乳酸菌FK-23菌抽出物(LFK)』
 乳酸菌FK-23菌抽出物(LFK)は乳酸菌エンテロコッカス・フェカリスFK-23を砕いたLFKでできています。北海道大学との共同研究で「LFKがウイルス感染による過剰な肺の炎症を抑制する」という特許を取得しています。肺胞を破壊する分解酵素の働きを抑えて肺胞の死滅を防ぎ、また、LFKが新たな肺胞の増殖を促し、肺機能をよみがえらせます。(詳細は別紙に)
効果を出すには早めに普段から摂取しておくのがオススメです。
 
『乳酸菌FK-23菌粉末』
  乳酸菌FK-23菌粉末は、乳酸菌エンテロコッカス・フェカリスFK-23を壊さずに熱処理した乳酸菌製剤です。FK-23菌は白血球の数と機能を上げたり、ウイルスをやっつけるインターフェロンの量を適切に増やしたりします
  生物には、体内に侵入してきたウイルスや細菌などの異物を排除する免疫システムが備わっています。この免疫システムを担う免疫細胞は全身に散らばって24時間体制でパトロールしていますが、60〜70%は腸に存在すると言われています。したがって腸を元気にすることは免疫力を上げることになります。また、乳酸菌FK-23菌粉末には『乳酸菌FK-23菌抽出物(LFK)』も配合されています。
  乳酸菌FK-23菌粉末も普段からの摂取をオススメします。
 
 
『プログリーン』
 日本で一番優れた大麦若葉のエキスです。この大麦若葉エキスには腸内のビフィズス菌・酪酸菌の増加、酪酸の濃度上昇の作用があることが確認されました。したがって大麦若葉エキスが腸内環境を改善することで身体全体に良い影響を及ぼすことが期待されます
 
『プログリーンコンク』
 独自の技術で大麦若葉、霊芝、椎茸から抽出したエキスに、冬虫夏草エキスやフコイダン、アラビノキシランなどの機能性成分をブレンドした健康食品です。
 免疫賦活作用のある成分を集めて作られています。ドリンクのユン○ル4本分くらい!
 わずかに生姜が香り、お湯に溶かすと飲みやすいです。手軽な免疫力アップにお使いいただけます。(詳細は別紙に)
 
『β-グルカン』
 パン酵母から作られたβ-グルカンとメカブフコイダン、さらにナノ型乳酸菌KH株を合わせたドリンクです。キノコのβ-グルカンより優れているそうです。免疫賦活作用のあるものを組み合わせて、飲みやすいあっさり味のドリンクタイプにしています。
 免疫が下がって「気分的に優れない」「ストレスがある」「疲労感がある」という方にぜひオススメしたいです
 
『霊鹿参』『活命参』『亀鹿霊仙廣』『亀鹿仙』
 いずれも補腎つまり「腎」に宿る根本の生命力を補うものです。もともと虚弱な方の補強、年齢とともに落ちてくる体力の補強をします。究極の免疫力アップといえるかもしれません。
   普段からのお飲みになることをオススメします。
 
 
『キョーレオピンネオ』『レオピンファイブネオ』『レオピンロイヤル』
   自家栽培のニンニクを1年以上熟成させてできるニンニクエキス。熟成させたからこそ出来た様々な成分が、血管、内臓、神経そして免疫力を元気にします
 服用後は服用前と比べて明らかに血流が良くなり、体が温まります。体温は免疫力の必須条件です。
 面白いことに、熟成ニンニクエキスは腸内の乳酸菌やビフィズス菌も増殖させ、腸内環境を良くします。これも免疫力アップに繋がりますね。生のニンニクではこの作用はありません。
 
『正官庄の高麗人参』『若甦』『複方霊黄参丸』
 2000年ほど前に書かれた中国の古典書に記述されているほど昔から万能薬として知られている高麗人参。高麗人参には、各種ビタミンやミネラルなど98種類もの栄養素が含まれていますが、その中でも注目すべき有効成分は「サポニン」です。
 高麗人参には「ジンセノサイド」という特有のサポニン群があり、その種類は約40種類といわれています。そのジンセノサイドの種類により、それぞれの効果があるため、滋養強壮、血流改善、精神安定、抗炎症、免疫力向上などに良いとされています。
 若者から高齢の方まで幅広い年代の方々に役立つものです。



 
〜意外な「免疫」の正体とは〜      
 兒玉眞理子
 
 免疫力が高いと風邪やインフルエンザにかかりにくく治りやすいとか、ガンになりにくいとか・・免疫とはガン細胞や体に入ってくるバイ菌などの敵と戦い、体を守るものとイメージされている方がほとんどではないでしょうか。ところが実は「そういう敵と戦うという働き」は免疫の仕事の一部にしか過ぎません。それも免疫の仕事の総量からすると15~20%くらいなんです。では、あとの80%はどんな仕事をしているかというお話です。
 私たちの体は約60兆個の細胞で出来きているともいわれます。そのうちの2000億個くらいが毎日新しい細胞に生まれ替わっています。入れ替わるといっても古い死んだ細胞はどこにいくのか、当然その死骸ができているわけです。その死骸の掃除をするのも免疫のお仕事なのです。実際にその役目を担っているのが白血球中のマクロファージという免疫細胞で、これが細胞の死骸を食べていくのです。
 こうしてマクロファージが処理してくれるから、細胞の死骸というゴミが掃除されて、新しい細胞がスムースに入れ替わることも出来るのです。さらには私たちの体には細胞の死骸以外にもたくさんのゴミが毎日体の中に出来ています。
 例えば血液中にも中性脂肪、痛風のもとになる尿酸結晶、コレステロールの塊、血糖の高い人は糖結晶などゴミとなるものはいろいろ出来るわけです。それらのゴミ掃除もマクロファージが食べて処理しています。免疫の働きの大半80%は体の中のゴミ掃除をしているゴミ回収車みたいな役目といっていいでしょうその残りの20%くらいでウイルスやバイ菌、ガン細胞などの敵から体を守る兵隊のような働きをしています。そのウイルスやバイ菌との戦いでも、戦いによって倒れた敵のバイ菌やウイルスの死骸を掃除しているし、ガン細胞も免疫細胞がみつけて退治してくれていますが、その退治されたガン細胞の掃除もマクロファージがしているわけで、やはり免疫の仕事の仕上げは掃除に行きつくわけです。
    ◎体を守る「免疫力」を弱くするには、強くするには・・・
「掃除しなくてはならないゴミの量を増やすか、減らすか
 ゴミが増えれば免疫の掃除する仕事は増えてしまい、80%のどころか90%の力を費やして掃除の仕事をしなくてはならなくなり、ウイルスやガン細胞と戦う働きは20%でなく、10%、へたするとそれ以下になってしまいます。これが免疫が弱った状態ということですね。
 掃除しなくてはならないゴミを増やす最大の原因は食べ過ぎ、それも体の中で栄養よりもゴミになってしまうものが多い食物を多く食べれば食べるほどにその負担は大きくなります。
 『グロスミン』をはじめ、『プログリーン』『サンクロン』『グリーン末』など緑のものは「体の掃除力」をアップすることで免疫力をアップするという一面があります。
 ただ、好きなものを好きなだけ食べていると、それだけ免疫を落して病気にもなりやすいということも知っておいてもらい、毎日の食生活に気をつけて体にゴミを増やさないようにお気をつけくださいね。