お知らせ・ご案内

板藍茶リニューアルのお知らせ

2024.07.26

いつもお買い上げいただいています、イスクラの板藍茶。 この度リニューアルされます。 120包入、60包入ともにスティック状の個包装に代わります。 120包入は、今までアルミ袋に入っていましたが、60包入と同様に化粧箱入りになります。 内容は板藍根末は現行品と変わりませんが、添加物が現行品の乳糖に代わってトレハロースを使ってあります。 それに伴い、価格が改定されます。 120包入 現行品 7128円(税込)→新商品 8640円(税込) 60包入 現行品 4968円(税込)→新商品 5940円(税込) 当店の現行品の在庫がなくなり次第、新商品に代わります。 よろしくお願いいたします。  

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パルの大抽選会 開催しています!

2024.06.20

当店がありますショッピングセンター 「せんちゅうパル」の年に2回の大抽選会が 7月15日(土)から開催されています。 パルでお買い上げ3000円ごとに1回、ガラガラ抽選をしていただけます。 23日(日)までですので、ぜひ当店にもお立ち寄りください。 お待ちしております。  

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ツバメの近況報告

2024.06.13

昨日当店の入っているショッピングセンターの担当者さんが、ツバメの巣を覗いて残っていた卵を持って行ってくださいました。 親ツバメが巣を放棄してしまった後、そのままになっていたものです。 その担当者さんがおっしゃるには、巣がきれいになったのでまた巣作りをして卵を産むかもしれない、とのこと。 他の巣では、既にヒナが飛び立って第二弾の産卵が始まっているところもあります。 今年はどうかなあ。 去年に続いて今年も猛暑になるらしいので、早く卵を産んでかわいいヒナ鳥が見られたらいいなあ。 スタッフ一同願っています。

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ファーマシーそま通信2024年夏号

2024.06.08

ファーマシーそま通信 2024夏号       私たちのオススメ ☆暑い時期こそ血管の詰まりにご用心!!!☆     ―夏のゴルフのお供に漢方薬を―                                                                川元尚子   暑くなってきました。今年の夏も猛暑になる予報です。 暑さで汗をかくと体液が減少して血液が濃くなり、血流が悪くなります。 夏は冬と並んで、心筋梗塞や脳梗塞を発症する確率が高い季節です。 “漢方薬のポカリスエット”と呼ばれる漢方薬、『麦味参顆粒』があります。 麦門冬、五味子、人参の3種類の生薬からできていて、身体の「気」と「津(体液)」を補う薬です。  また血流を改善する漢方薬を一緒に服用することで、更に血液の滞りを予防することができます。   “冠心Ⅱ号方”という漢方薬です。『冠元顆粒』や『冠心調血飲』という名前で商品としてあります。 丹参、紅花、川きゅうなどの生薬からできていて、血液を力強く流してくれます。 これらの漢方薬で血液サラサラにして、夏を乗り越えましょう!   暑い日のゴルフ。プレー前に『麦味参顆粒』と『冠元顆粒』又は『冠心調血飲』を1包ずつ飲んで行きましょう。 血管も安心。スコアもきっと最高でしょう!    店頭でご相談ください。   ☆こむら返り!☆                 兒玉眞理子 いたたたーっ!!とふくらはぎなどに急に強い痛みが走る“アレ”。 こむら返りは、「筋肉のつり」。神経から筋肉への「動け」という指令にエラーが生じ、筋肉が縮んだままになった状態のことです。 <こむら返りはなぜ起こる?>  実は、こむら返りの原因はよくわかっていません。「筋肉が疲れた時に神経と筋肉の伝達がうまくいかない」「脱水により、体内の塩分やミネラルのバランスが崩れ、神経の過敏性に影響する」という二つの説が有力と言われています。 <中高年で起こりやすいのはなぜ?> こむら返りが中高年に起こりやすいのは、筋肉量が減って血行が悪くなり、疲労がたまりやすくなるためです。特に運動不足で筋肉が衰えていると、ちょっとしたことで、長時間運動したあとに足がつるのと同じような体の変化が起こりやすくなります。  また、加齢とともに体内の水分量も減るため、脱水が起こりやすくなるとも考えられます。中には使っている薬や何らかの病気が原因の場合もあります。   <こむら返りが起こりやすい時間帯は、夜>  就寝中には、交感神経と副交感神経のバランスの変化や、末梢の血液循環が悪くなるために起こりやすくなると考えられています。布団の重みで足首がピンと伸びたままだと起こりやすいので、軽いかけ布団にするなどの工夫をしましょう。 <こむら返りの予防法> 〇運動 毎日の散歩など、自分の体力に合わせ、疲れが残らないようにしましょう。 ストレッチ・マッサージ:起こりやすい部分は1回10~30秒のストレッチで数回伸ばし、これを1日2~4度行います。就寝前はマッサージでさすったりもんだりすると良いでしょう。 〇水分やミネラルを摂る *まとめて水分を摂っても不要分は排出されてしまいます。こまめに摂る ようにしましょう。 *コーヒーや紅茶・緑茶などカフェインを含むものは利尿作用があります。 カフェインを含まないのをお勧めします。 *お酒・ビールの摂りすぎも脱水を起こします。 *就寝時の脱水予防として枕元に水を用意しておくのもお勧めです。 <こむら返りにおススメの漢方薬・サプリメント> こむら返りが起きてしまった時は、芍薬甘草湯を。即効性があります。痛みが治まったら服用を中止してください。甘草の量が多いため、長く服用するときは副作用の出現に注意が必要です。 予防法としては、バランスよくミネラルが摂れる『ワタナベオイスター』『プログリーン』体質的に体の水分が少ない方は『亀鹿霊仙廣』『亀鹿仙』『開豊ケイギョク膏』がおススメです。 ☆ 認知症対策の最前線☆ 兒玉眞理子 <アルツハイマー型認知症>  アルツハイマー型認知症は、ドイツのアルツハイマー博士の名にちなんで命名されました。博士は、普通には見られない精神疾患で亡くなった女性の脳を調べ、多数の異常な凝集体と線維のもつれを発見しました。この変化は神経線維の外側にアミロイドβというたんぱく質が蓄積した結果と考えられています。  最近承認された新薬レカネマブの臨床試験結果により、アミロイドβの減少と認知機能低下の抑制が関連するとわかりました。レカネマブで、投与18か月で臨床認知尺度の悪化が5~7か月遅延しましたが、残念ながら認知症の進行を完全に抑制するものではありません。それに、新薬なので、まだ一定期間有効性・安全性を調べることになっています。  でもせっかくアミロイドβの減少と認知症の進行抑制が関連することが分かったので、レカネマブ以外でアミロイドβを減らす方法を考えましょう。   <運動>  運動で筋肉の収縮が起きると、筋肉からイリシンというホルモン様のものが分泌されます。 イリシンはアミロイドβを分解する酵素の活性を高めます。また、BDNF(脳神経栄養因子)を増やします。  運動はオートファジー(細胞の新陳代謝)を活性化し、結果、細胞内の不要たんぱくが分解されると考えられます。また、運動によりアセチルコリンが分泌され、血管が広がって脳血流の維持に役立ちます。 <睡眠>  脳は神経細胞やグリア細胞で埋め尽くされており、隙間があまりないのですが、睡眠中はグリア細胞の突起が小さくなって脳に隙間ができ、老廃物を流しだすことができます。 ぐっすり眠れている人は脳内アミロイドβが少ないとの報告もあります。 <歯周病対策>  脳外で作られたアミロイドβは脳内に入らないというのが定説でしたが、歯周病菌がアミロイドβの受容体を増やして脳内にアミロイドβを流入させることがわかりました。歯周病を予防することが大切です。   ☆猫のアレルギー!☆                 兒玉眞理子  我が家の猫“タマ”の話です。タマは元、地域猫でしたが、だんだん、うちの猫になりました。 もう2~3年になるでしょうか。近所に地域猫活動している方がいらして、タマも去勢手術していました。うちに居つく前に5年くらいは近所で暮らしていたようです。  ラグドールという長毛種の大型の猫に似ていて、心配になるくらいとても人懐こいです。  この子は、気の毒なことに、アレルギー体質のようです。夏になると耳や鼻にプツプツと硬い吹き出物のようなものが繰り返し出てきます。調べると、蚊にアレルギーがある場合に刺されると起きる「粟粒性皮膚炎」に違いなさそうでした。獣医さんに聞くと、外に行く猫の場合、どうしようもないとのこと。結局秋も深まり蚊がいなくなると自然に出なくなります。 ところで、昨年の秋から冬にかけて、お腹がかゆいのかペロペロなめて毛がすっかり抜け、さらになめるので皮膚に傷ができ、化膿してきました。範囲は後ろ足の内側まで広がり、ぐちゃぐちゃになってしまいました。お腹をなめて毛が抜けるのは、その前の冬から起き始めていたので、蚊とは関係がありません。以前、うちにいた猫に母が海老をやり続けていたら、いつも腹部がつんつるてんになっていました。海老を止めたら治ったので、食物アレルギーだったんですね。その経験があるので、キャットフードを変えてみたりもしましたが、著効はなく、状態が酷いので、動物病院で診てもらいました。獣医さんは「アレルギー体質ですよねえ。」   結局、治療はステロイドと抗生剤の内服になりました。途中で食べてくれなくなり、ちょっとぶり返しましたが、投薬用チュールが気に入ってくれて2か月くらいで一応傷と炎症は治まりました。しかし、再発するたびにステロイドを使うわけにはいきません。8㎏の体重が8.3㎏、8.5㎏と徐々に増えましたし、免疫力の低下も心配です。そこで、免疫はやっぱり腸内環境なので、フェカリンの姉妹品『チサフェルナ』を1包ずつ食べさせました。フェカリンよりは食べやすかったようです。その後、お腹をなめることはなくなり、毛も元通り生えてきました。今年の冬はお腹は痒くなかったみたいです。  問題は「粟粒性皮膚炎」です。もう蚊が出てきています。残念ながら、全く出ないというわけにはいきませんでした。でも、出来てもすぐ引っ込んでいく気がします。それから、私が3日ほど出かけて、夫が『チサフェルナ』または『フェカリン』をやらなかったとき、急にブツブツ出来ていました。そこで『フェカリンスーパー』をあげると、さっさと引っ込みはじめました。乳酸菌のせいにしては反応が急すぎるなとは思うけれど続けていないといけないのだと感じました。 今後も「粟粒性皮膚炎」が出なくなることを期待して続けて行きたいと思います。

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ツバメの近況報告

2024.05.31

「当店の軒先に今年もツバメが巣をつくりました!」と先日お知らせしたのですが、 残念なことにいなくなってしまいました。 卵がいくつか生まれたのではないか、と思われたのですが、それ以後親鳥が来なくなってしまいました。 どうやらカラスに襲われたことで、「ここは危険だ」と判断してしまったようです。 巣の中の卵はどうなったんだろう? この巣を作った親鳥はどこか他で巣を作ったんだろうか? いろいろ考えています。 来年は戻ってきてね。

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ファーマシーそま通信2024年春号

2024.05.03

       ファーマシーそま通信 2024春号                   私たちのオススメ  〜いよいよ「花粉症」の季節が始まります!!!~     漢方薬なら眠くならずに症状を改善できます。                                          川元尚子 今年も花粉が飛び始め、既に鼻や目がムズムズしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目の痒み、不快で苦しいですね。 漢方薬を症状に合わせて服用することで、これらの症状を改善させることが可能です。 「病院のアレルギーの薬を飲むと眠くなって困る」という方も漢方薬ならばそのような心配はありません。 白い鼻水がタラタラ出る 〈小青竜湯〉 身体を温めて水分代謝を改善します。 鼻づまり、黄色い鼻水 〈辛夷清肺湯〉 肺の熱を取り除き鼻の通りを良くします。 目の痒み 〈荊芥連翹湯〉 血液中の熱を取り除き、痒みを発散させて改善させます。 アレルギー症状が強い時、くしゃみが止まらない、などの時 〈麻黄附子細辛湯〉 漢方薬の抗アレルギー剤的な働きをします。 また場合によっては、喉のイガイガ、咳が出る、目が赤く充血する、などということもあります。その時も症状に合った漢方薬がございます。   あるお客様の場合です。 花粉の時期になると、ものすごい目の痒みと鼻水が止まらずにティッシュペーパーが手放せない、という方がいらっしゃいます。症状に合わせて漢方薬を何種類か組み合わせておすすめしたところ、「服用すると1回目から痒みと鼻水がピタッと止まった。」とおっしゃっていただきました。それ以降花粉の時期には漢方薬を手放せないそうです。 学生さんです。病院のアレルギーの薬を飲むとどうしても授業中に眠くなってしまう、ということで漢方薬をお勧めしました。 鼻水、くしゃみ、目の痒みの症状でしたが、漢方薬で乗り切り大学受験も見事に合格されました。   ただし、漢方薬はその時々の症状に合わせて的確に選択し、組み合わせて服用することで効果を発揮することができます。 当店では各種漢方薬を取りそろえ、ご相談をお受けしています。 あなたに合った漢方薬をお選びします。 ~運動と脳の健康  ~                           兒玉眞理子    日本の認知症高齢者数は2025年には700万人となり、65歳以上の5人に1人の割合に達すると厚生労働省から発表されています。最近アルツハイマー病に対する新薬が承認されましたが、未だ根治療法や予防薬が確立されていない現在、服薬以外で、認知症の予防もしくは発症遅延の方法を実践するしかありません。 <認知症の関連因子> 認知症の予防には、危険因子や保護因子を明確にして各々に対応する必要があります。生涯を通じて12の危険因子(教育歴、聴力低下、高血圧、肥満、過度の飲酒、頭部外傷、喫煙、うつ、身体活動低下、社会的孤立、大気汚染、糖尿病)をコントロールして脳の健康状態を改善できれば認知症の40%は予防できる可能性があると「2020年ランセット認知症予防・介入・ケア委員会」の見解が報告されています。 その代表的な危険因子の高血圧、肥満や糖尿病といった生活習慣病の予防策の1つである運動や身体活動を増やすことは、認知症予防の面からも重要であると推測されます。 脳は、知覚、記憶、学習、思考、判断などの認知機能と感情(情動)を含めた精神(心理)機能を司る中枢です。これらの機能が障害され、日常生活に支障をきたす状態を総称したものが認知症です。 <MCI> 認知機能が低下して、健康な状態と認知症の中間の状態を軽度認知障害(MCI)と言います。MCIの状態の高齢者は400万人(全高齢者の13.5%)いると推定されています。 MCIは1年で5~15%の人が認知症に移行しますが、1年で16~40%の人は健常な状態になることが分かっており、適切な予防対策を講じることで、健常な状態への回復や認知症への移行を遅らせることが期待できます。 <海馬> 海馬は記憶を司る脳の部位で、記憶、学習、判断といった重要な役割を果たしています。 アルツハイマー型認知症は特に海馬の強い萎縮が特徴的です。  私たちの脳は、一般的に30代から様々な要因で徐々に萎縮が始まり、65歳くらいになると肉眼的にも「あきらかな萎縮がある」状態であることがわかるようになります。  脳では毎日、神経細胞の脱落が起きており、これが脳の萎縮の主な理由のひとつです。しかし、大脳皮質には140億個もの膨大な数の神経細胞が存在していること、脳には強い「代償能力」があり、脱落した神経細胞の代わりに新たな神経伝達の経路を作り出すため、脳の機能に急に大きな影響を与えることはありません。また、海馬には神経細胞を新生する細胞(幹細胞)が存在しているので、脳の機能や体積が何歳になっても増大する可能性のある部位であることが海外の研究で明らかになっています。 <運動習慣>  日頃の運動習慣がアルツハイマー病などの認知症発症リスクを低減させる可能性が、これまでの大規模疫学研究において示唆されています。  たとえば、認知機能障害のない1740名の高齢者を対象に平均6.2年間追跡して、習慣的な運動の有無と認知症の発症を調査した米国で行われた研究では、運動習慣が週3回未満であった高齢者と比較して週3回以上の高齢者の認知症発症リスクが約30%低くなっていることがわかりました。さらにその運動の内容は、ウォーキング、サイクリング、水泳、ゴルフなどの複数の種目をくみあわせて実施することが高い予防効果に繋がると示されました。  また、カナダで行われた4615名の65歳以上の認知機能に問題のない高齢者を5年間追跡した調査においても、ウォーキングよりも高強度の運動を週3回以上行った群は、運動習慣の少ない群に比べて、認知症の発症が有意に少ないことが報告されています。  近年の研究から運動は単に体に良いというだけでなく、認知機能の向上や、神経障害からの回復等、脳・神経系へも多様な効果を持つことが明らかになってきています。  アルツハイマー病モデルのマウスの実験でも、運動したマウスのほうが、安静にしていたマウスよりも海馬の大きさが増大し、記憶・学習機能が改善していたと報告があります。  120名の高齢者を対象に有酸素運動群とストレッチ群に分け、1年後に海馬の大きさを比較したところ、有酸素運動群の方が有意に海馬が大きくなっていました。   このように健常高齢者を対象とした研究では、運動の実施によって認知機能の向上の可能性が報告されていますが、MCIを有する高齢者に対する研究では、必ずしも有意差のある効果は認められていません。しかし、「コグニサイズ」と称される有酸素運動課題と脳活性を促す認知課題を組み合わせた運動に加えて、運動の習慣化を取り入れた複合的運動プログラムでは、全体的な認知機能や言語流暢性、記憶や脳萎縮に対する維持・改善効果が認められたという報告がありました。   ドイツ製イチョウ葉エキス 運動は認知症の予防に効果があることがはっきりしてきたのですね。でも、MCIの段階に突入してしまうと、かなり努力が要りそうです。  ドイツ製イチョウ葉エキス(EGB761)は、ドイツでは医薬品です。他のイチョウ葉エキスとは一線を画しています。数々の研究がおこなわれており、軽度認知障害(MCI)の人にも、認知機能の改善、全体印象度の改善が認められています。もちろん健常な人の認知機能へもメリットがあります。 日本では、皆様ご存じの『GBE-24』と名前を変えていますが、同じものです!! 運動が苦手な方、出来ない方、ぜひ、お手伝いさせてください。 ~枕が合わなくて眠れない!?~                     兒玉眞理子  私は、枕がなかなかピッタリ合いません。寝てしばらくすると首が痛くなったり、肩が凝ってきたりするのです。朝になると、首がガチガチに固まっていることもあります。寝具売り場でオーダーしたり、整形外科医設計の枕、水枕、低反発枕、そば殻枕、パイプ枕、羽枕など様々な素材、また、テレビで紹介していたバスタオルを重ねる枕、次々に目移りして枕は山のようになりました。不思議なことにホテルで泊まると、よっぽど高い枕でなければ、たいていのところで眠れます。家では、新しい枕は初めはいいのですが、しばらくすると不具合が起きてきます。不思議です。 以前、漢方の勉強会で、「起床時に首や肩が凝っている人は寝る前に、睡眠の質を良くする『救心感應丸気』をのむとよい。」と聞いたものの、私は物理的に枕の形が合わないから関係ないなあと思っていましたが、まあ、試してみようと、寝る前に3粒服用しました。さて、朝はどうかというと、首は凝っていて全然効いてない! やっぱり関係ないか。 それからしばらく経って、思いついたのが皆様にお勧めしている舌下におく方法。寝る前に舌下に置いて、朝までそのままにしておいたらどうだろうか。 そうすると、割と朝スッキリしたのです。数日続けてみて、同じような結果。抜群に良いとは言えない日でも、 酷いことにはなりませんでした。  あまりにも合わない形の枕は凝りの原因になるでしょうが、意外と睡眠の質が関係していたのかもしれません。 同じようなお悩みの方、一度トライしてみても良いのではないでしょうか。 ~鹿茸の抗腫瘍効果~ 鹿茸(鹿の若い角)は漢方でいうところの腎を補う漢方薬として最高のものですが、現代医学でもいろいろ研究がなされています。中国やその他の国の研究機関から、鹿茸の抗ガン作用についていくつか発表されています。 前立腺がん細胞の増殖を抑制し、がん細胞のアポトーシスを誘導する作用のあることが知られています。また、PSA値(前立腺がんのマーカー)を低下させる効果があるほか、抗がん剤シスプラチンの毒性を低下させることが分かったそうでうす。 大腸がんを発生しやすくしたマウスに鹿茸エキスを投与したところ、大腸がんの前がん病変である異常陰窩巣が有意に少なくなりました。大腸がんの予防効果があるとする韓国の研究もあるそうです。 膠芽腫は進行の早い悪性の脳腫瘍です。鹿茸はヒト神経膠腫細胞のアポトーシスを誘導し、腫瘍細胞の増殖を阻害する効果が認められたそうです。 (アポトーシス:細胞の自然死)  

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ファーマシーそま通信2024年冬号

2024.05.03

 ファーマシーそま通信 2024年冬号       私たちのオススメ ~体の中に“風”が吹く~    兒玉眞理子  漢方では、体のなかで“風(内風)”が発生することで生じると考えられる症状があります。まぶたや手足のけいれん、頭痛、めまい、血圧上昇、イライラ、フワフワ感などは “内風”のせいかもしれません。   “内風”は、五臓の“肝”が関係しており、精神的なストレスや高熱などによって発生するとされています。また、体質的に胃腸虚弱の方は内風が発生しやすくなります。さらに現代社会特有の要因として、幼少期よりスマホやタブレットの多用などによって、“肝”と繋がっている目から大量の刺激が入って来ることにより、“内風”の一つの表れである多動性を伴うADHD(注意欠如多動性障害)になりやすいとされています。ADHDは脳の神経伝達物質の不足が原因と考えられています。  また、一般的にてんかんは脳の神経細胞の過剰な興奮と、とらえられています。国立精神・神経医療センターによると小児のてんかん患者の3割にADHDも同時に存在しているそうです。 いずれも漢方的に考えると、“内風”による脳内の神経伝達系の暴走が原因とも言えます。 中国の山東中医学大学などの研究発表では、漢方薬の「羚羊角」を小児てんかん薬ラモトリギンと併用することで、小児てんかん治療の臨床効果を上げたそうです。 「羚羊角」には“内風”を鎮める作用(熄風作用)があり、てんかんやADHDにおける脳内の神経伝達系を正常化してくれるのではないかと考えられます。   筋肉のけいれんや多動性がなくても、身近なところでは、「羚羊角」の“熄風作用”は、焦りの感情を抑えてくれます。 焦って失敗しやすい方、受験シーズンに、発表会に、仕事が立て込んでいる方にも、「羚羊角」がたっぷり入った『能活精』をオススメします!!      ~お肌も気分も癒されるスキンケア用品!~                            藤本仁美   去年の夏から秋そして冬へと季節変わりしていた頃、私のお肌も少し変化してきていました。夏の疲れに加え、気温も下がってきたせいか、お肌がいつもよりカサカサになり始めていました。 いつも使い慣れているスキンケア用品も私には合っているのですが、「何か他にも私に合うものはないかな?!」と色々探していました。  まさにそんな時!! 「こんな商品があるのよ!一度試してみて☆」とスタッフの方に言ってもらったのが、『ineuly〔イニューリィ〕』というシリーズでした。 昨年10月25日に新発売したばかりで、保湿成分ライスパワーエキスを作っている勇心酒造の初となるナチュラルコスメブランドのものでした。 肌が敏感な私は、スキンケアを新規開拓するのには実は少し勇気がいるタイプなのですが、パンフレットやホームページなどで内容を見ているうちに、どんどん試してみたくなりました。 早速、サンプルを使ってみました。 洗顔をしようと泡立てていてビックリ! とっても弾力のある泡でした! そんな泡で洗顔をしているからこそ…お肌を傷めている気が全くしない上に、なんと! とってもいい香りが漂ってきて気分もスッキリとなっていきました。   その後に、美容液も化粧水もクリームも使ってみました。 しっとりしているけれども、いわゆるベタベタ感はなく、肌の中の奥のほうまでスーッと浸透していくような感覚になりました。 そして、またまた、いい香りがほんのり漂っていました。 爽やかさがあり癒し効果が得られリラックスできる香りでした。   香りのコンセプトは『自分との対話と浄化』だそうです。 多幸感に包まれ心身ともリラックスできる11種の精油がブレンドされているようです。 納得できました! 深呼吸と同時に肌と対話できた時間だったのですね。   このシリーズは、肌細胞が生まれる基底層まで届いて働きかけ、肌本来の力(皮膚水分保持能)を改善してくれるそうなので、お肌トラブルを繰り返さない肌になることを期待させます。   お肌のことでお悩みの方は、ぜひともお試しください!! サンプルもご用意してお待ちしております!! (パラベン、石油系界面活性剤、鉱物油、シリコン、動物由来成分、合成着色料、合成香料不使用です) ~DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)でコレステロール値が正常に!~                                兒玉眞理子  あぶら(脂質)の種類                  脂質には大きく分けて3つの種類があります。 1.サラダ油のように常温で液体で、主に植物由来のものを『油』『脂肪酸』。 2.バターのように常温で固体で、主に動物由来のものを『脂(脂肪)』『中性脂肪』『トリグリセリド』と呼び、脂肪酸や炭水化物が身体の中で蓄えやすい形になったもの。 身体の脂肪組織には『中性脂肪』が蓄えられています。また、アルコールを過剰に摂取すると肝臓での中性脂肪の合成が促進され、血液中の中性脂肪値が上昇します。 3.『コレステロール』は厳密には油ではありませんが、栄養素としては油の一つに分類され、我々の身体の細胞やホルモンの材料となる成分です。体内で必要量の7~8割が作られるほか、食事から摂取されます。多く含む食品は、卵類、魚介類、肉類などの動物性食品です。LDLコレステロールとHDLコレステロールはコレステロールとしては同じものですが、存在の状態がちがうので区別しています。健康診断では血液中の中性脂肪とコレステロールの量を測っています。  『脂肪酸』 脂肪酸は大きく不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸2つのグループに分けることができます。 飽和脂肪酸は脂肪や乳製品、パーム(ヤシ油)に多く含まれ、不飽和脂肪酸に比べると身体に蓄積されやすく、LDLコレステロールを増加させ、結果的に心血管疾患のリスクを高める要因となります。飽和脂肪酸は体内で合成できるので不足することはまずありません。 DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)は不飽和脂肪酸に属します。不飽和脂肪酸はオリーブオイルやアボカド、青魚やえごま油などに多く含まれ、健康効果が高いとされています。しかし、残念ながら熱に弱く、しっかり摂るのは難しいものです。 私の夫は2年くらい前からLDLコレステロール値が上がってきて、薬の処方も提案されたのですが、コレステロール自体は体の細胞の材料となるものですし、服薬はお断りしました。日頃の食事が悪いはずもないのですが、運動量が減ったせいでしょうか、理由はわかりません。 DHA・EPAは主に中性脂肪を下げる目的で医薬品にも採用されており、臨床試験によればLDLコレステロールの低下も少しは期待できます。そこでDHA・EPAを1日2グラム程度、3か月間摂り、コレステロール値が下がるのを楽しみにしていましたが、血液検査の結果は変化なし。ちょっとガッカリでした。でもDHA・EPAを摂るのは良いことなので、続けて9か月経ったころ、LDLコレステロール値が正常範囲内に滑り込みました。やはり続けることが大事なんですね!! 手軽に摂れるDHA・EPAとしては、『シーアルパ』がオススメ! DHA・EPA製品はイワシから取る油を精製して作ります。精製度の良い『シーアルパ』がオススメです!! ~認知症リスク~                         兒玉眞理子   <超加工食品の摂取と認知症リスク>  超加工食品の摂取が、うつ病、心血管疾患、すべての原因による死亡といった健康への悪影響と関連することを示唆する証拠が増加しています。中国・天津医科大学のHuiping Li氏らは、UK Biobankのデータを用いて、超加工食品と認知症発症との関連を調査しました。その結果、超加工食品の摂取量が多いほど認知症リスクが上昇し、超加工食品の一部を未加工食品または最小限の加工食品に置き換えることで、認知症リスクが低下することを報告しました。(Neurology誌オンライン版2022年7月27日号) *超加工食品とは、ソーダ、キャンディ、クッキー、ケーキ、冷凍食品など。   <わさび>  わさびには記憶力を高める効果がある可能性が、示唆されました。論文の筆頭著者である人間環境大学総合心理学部教授の野内類氏と東北大学加齢医学研究所教授の川島隆太郎氏を中心とする研究グループによる研究結果が「Nutrients」に10月30日掲載されました。この研究では、健康なボランティア72人(平均年齢65.43歳、女性53人)を対象に二重盲検比較試験を実施し、わさびに含まれている抗酸化・抗炎症化合物であるヘキサラファンの12週間の摂取が認知機能に与える影響について検討しました。  結果、ヘキサラファン群ではエピソード記憶と作業記憶が優位に高くなりました。   <辛い食物と認知症> アルツハイマー病または認知機能低下と辛い食物摂取や身体活動とは、関連があると言われています。韓国・順天郷大学校のJaeuk Hwang氏らが関連を調査したところ、辛い食物の摂取と全体的な認知機能の低下の関連性は、活動量の低い高齢者では確認されましたが、活動量の多い高齢者では関連が認められませんでした。   <日本の食事パターンと認知症リスク> 日本食の順守が健康に有益である可能性が示唆されています。しかし、認知症発症との関連は、あまりよくわかっていません。 国立長寿医療研究センターのShu Zhang氏らは、地域在住の日本人高齢者における食事パターンと認知症発症との関連を、アポリポ蛋白E遺伝子型を考慮して検討しました。その結果、日本食を順守することは、日本人高齢者における認知症発症リスクの低下と関連しており、認知症予防に対する日本食の有益性が示唆されました。 (European Journal of Nutrition誌オンライン版2023年2月17日号)  

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ファーマシーそま通信2023年盛夏号

2024.05.03

     ファーマシーそま通信 2023盛夏号                        私たちのオススメ ☆六神丸(『救心』『律鼓心』)は心臓の薬!?                                        兒玉眞理子    六神丸の処方で作られている日本で有名な薬は『救心』です。他にも少しずつ違った処方でいろいろなお薬が作られています。  『救心』と言えば動悸・息切れ・気付けの薬というイメージですが、中国での適応症は、猩紅熱、扁桃炎、咽頭腫痛、ジフテリア、丹毒、腫れ物、暑気あたりなどがあります。流行性感冒、麦粒腫。がん、白血病、低血圧、慢性活動性B型肝炎、帯状疱疹、心臓疾患などの病気に用いられます。  六神丸の主成分であるセンソは免疫の活性化や抗ガン作用も認められており、動悸・息切れにしか使わないのはもったいないです。  <応用> 1.気付け作用を利用して、昼間は元気に、夜はぐっすり眠れるようにする。 疲労による不眠と動悸にはセンソがよろしいです。 2.のどが痛い風邪には銀翹散などと併用しましょう。 3.熱中症や酸素の薄いところに行く時の高山病の予防に。 4.睡眠時無呼吸症候群対策に。    睡眠時無呼吸症候群 10秒以上呼吸が止まるのを無呼吸と言い、1時間あたり5回以上無呼吸になるのを無呼吸症候群と言います。40代50代の男性、閉経後の女性に多く見られ、日本の潜在患者数は500万人~1000万人。 自覚症状:夜中に目が覚めたり、いびき(毎晩、強弱がある)や夜間頻尿、日中の眠気や起床時の頭痛など。 ☆睡眠中の酸素濃度が低下すると…… ・心臓に負担がかかる、高血圧、脳卒中、心筋梗塞などを引き起こすリスクが3~4倍 ・インスリンの働きが落ちる→糖尿病の悪化につながる。 ・抗利尿ホルモンを抑制する→夜間頻尿につながる。 ・レム睡眠中は脳内の血流が、覚醒時やノンレム睡眠時と比べて2倍になり、脳内の神経細胞が活発に物質交換をしている。睡眠が不足すると物質交換が損なわれ、認知症の発症に関与している可能性がある。 ・睡眠時の低酸素は腸内細菌叢と腸管バリア機能に悪影響を与える。   センソには、心筋の酸素消費量を増やさずに心筋の機能を高める作用や、呼吸興奮作用があり、低酸素状態でも脳をはじめ全身に血液(酸素)を運ぶのを手助けします。 寝る前に『律鼓心』を1粒のんで、寝ている間に酸素を運ぶ。おススメです!! ☆怒りにくい体質への変容☆                              兒玉眞理子           暑い気候も手伝って、ちょっとしたことでイライラしてしまうことがありませんか? 自分の怒り方が1.強度が強い、2.持続性がある、3.頻度が高い、4.攻撃性がある のうち一つでも当てはまれば「問題のある怒り」となります。このような怒り方をする人は周囲から敬遠され、コミュニケーションエラーも頻繁に起こりがちです。それが新たな怒りを生むきっかけになります。  こういう怒りはコントロールしないとあとで後悔することになるかもしれません。  怒りの衝動をコントロールする上で最も大切なことは、怒りに任せた反射的な反応をしないことです。自身に対する脅威を察知した扁桃体が、大脳新皮質の冷静な判断を待たず、大脳全体が怒りの情動で瞬間的にハイジャックされる。そんな結末が良いことはまずありません。大脳新皮質が情報を収集・分析した上で、自分に最も有利な判断を下すには約4~6秒程度かかるとされており、少なくともこの間を何とかやり過ごす必要があります。6秒で怒りがなくなるわけではありませんが、少しでも理性的になるためです。  そうは言っても「怒り=防衛感情」は人間の本能です。反射的に反応しないことは、とてつもない困難を伴います。そこでいくつかのコントロールテクニックが提案されています。  「スケールテクニック」(怒りの温度計) 怒りを感じたら、温度計を思い浮かべて、今何度くらいの温度で怒っているのか自分で点数化してみます。怒りの感情を「見える化」して客観視する習慣をつけるのが狙いです。あれこれ考えているうちに6秒をやり過ごせる可能性が高くなります。  穏やかな状態を「0」人生最大の怒りを「10」と設定して、今のは軽いから「1」かな、今のは結構強かったから「5」くらい、という具合です。  「タイムアウト」  怒りやイライラを感じる場所から離れよう、という方法です。スポーツでいう「タイム」です。その場をいったん離れて戻ってくる、この間に深呼吸や軽いストレッチを行ったりしてある程度冷静になってから、また話し合いに戻ればより望ましい対応ができます。    しかし、怒りの衝動を6秒やり過ごすことを繰り返すより、そもそも怒りが湧きにくい工夫をするのが賢明ですね。いわば、より怒りにくい体質へシフトする「体質改善」です。 “べき”を緩める「思考のコントロール」 「べき型思考」とは、例えば、「公共マナーは守るべき」「目下の者から率先して挨拶すべき」などといったものです。簡単に言うと、自分自身や他人に対して「あるべき姿=理想像」を課す、ということです。この自分自身にとって、とても大切な「べき」が目の前で裏切られると、旧脳(大脳辺縁系)に存在する扁桃体が「好ましくない状態」として瞬時に反応し、防衛感情としての怒りが湧きます。  この「べき」は、各自の根本となる価値観=コアビリーフ(Core belief)を象徴する言葉です。各自のコアビリーフは生まれてから現在に至るまでに、様々な経験を通して形成されてきたものであり、ほとんど無意識的に「正しいこと」として思考に沁みついているので、なかなか自分では意識しにくく、容易には変えることができないという特徴があります。  より怒りにくい体質に変化していくために、日本アンガーマネジメント協会では、この「べき」を可能な範囲で少しずつ緩めていくことを推奨しています。「べき」を消し去るのは困難ですが、緩めることは可能なはずです。  「べき」を緩めるとは、今まで「許せない」と思っていた出来事を、「まあ、いいか、そんなこともあるよね」と許容できるようになることです。これを「思考のコントロール」と呼んでいます。 「思考のコントロール」の三重丸 「思考のコントロール」は三重丸の図を使って考えます。一番中心にあるのが「許せるゾーン」、その外にあるのが「まあ許せるゾーン」、さらに外にあるのが「許せないゾーン」です。ある出来事をどのゾーンに分類するのか、冷静に考えるわけです。そして「まあ許せるゾーンを可能な範囲で広げていきましょうというのが「思考のコントロール」です。  一般的に「まあ許せるゾーン」が狭い人は出来事が許せないゾーンに入る確率が上がり、許容度が低くイラッとすることが多い人です。 思考のコントロールとは、この三重丸を上手に線引きすること。客観的に出来事を判別して意識的に「まあ許せるゾーン」を拡大する習慣をつけることで「心の許容量」は大きくなり、多少のことでは怒りを感じにくくなります。この三重丸の図を思い浮かべることで、より効果的に「べき」を緩めることができるようになるそうです。  怒りにくい体質への変容を目的とした究極の「思考のコントロール」は、怒りの発生源となって自分を苦しめている自身の「べき」を把握し、それを緩め、可能なら手放すことなのです。重要なことは、客観的に自分の思考を見つめることです。 自分がなぜある出来事に怒りを覚えるのか、その理由を考え抜く必要があります。その過程で自身の「べき」が浮き彫りになってきます。その「べき」に、怒りという苦しみを抱えてまで執着するだけの価値があるかどうかを考えるのです。そしてそれを緩める、あるいは手放すかどうかは、最終的に自身に委ねられます。  こうして一つ一つ、地道に自分の怒りと向き合っていく事が、怒りにくい体質改善への王道のようです。 とは言うものの、これにはかなりの努力が要りますね。少しでも楽に改善できるように役立つ漢方薬として『救心感應丸氣』をおススメします。凝り固まっている「気」を流してスーッと楽になる感じです。是非お試しください。 参考:安藤俊介『はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック』大浦裕之「医療従事者のためのアンガーマネジメント入門」他 ☆鹿茸は生命の根源物資である“精”を生じる☆          兒玉眞理子  『霊鹿参』や『活命参』に入っている鹿茸の働きを一言でいうと“精を生じる”ということになります。“精”は、生命の熱エネルギーの燃料となります。また、髄(脊髄、骨髄)を生じます。骨髄は骨格を形成し、骨や歯を丈夫にし、精髄は集まって脳になり、頭目を聡明にします。精はまた、血に変化します。「先天の精」は生まれた時に持っている精。生まれてから後は、飲食物から胃腸の働きによって「後天の精」を取り込んで体が成長していきます。老化とは、“精”が減少していく過程です。慢性病など長期に及ぶ闘病は「精」を消耗します。抗がん剤の副作用による骨髄抑制なども精を消耗します。    最近の研究から、鹿茸のがんに対する働きが明らかになってきました。  *子宮頸がん細胞に対してがん細胞増殖を抑制する(2004年 信州大学)  *ラットに対して鹿茸を経口投与したところ、投与群は対照群と比べて腫瘍の転移や腫瘍のレベルにおいて、対照群より有意に低い値を示した。(Fraser et al.2010) *鹿茸にはSPD(スペルミジン)などのポリアミンが豊富にふくまれています。 ポリアミンは炭化水素化合物で、細胞のタンパク質合成や活性化、細胞の成長、増殖以外にも酸化ストレスの抑制やオートファジーの促進などに深く関与しています。動物実験では、寿命の延長や認知機能の低下を防ぐ効果などが確かめられています。 また、母乳にも含まれ乳児の未熟な消化管の発育に寄与しています。コラーゲンの産生や発毛促進作用、生殖能力はじめ精子の形成や卵胞の発達にも強く関与しています。マウスの閉経後骨粗鬆症モデルを用いた動物実験で、破骨細胞活性化を抑制し、骨芽細胞による骨形成を促進し、骨量の低下を抑制しました。 SPD(スペルミジン) はポリアミンの一種です。老化マウスでミトコンドリア機能が低下しているときにSPDを補充すると、がんに対する免疫力が回復することが示されました。(2022年10月 理化学研究所・京都大学) ポリアミンの供給源は細胞内での生合成、経口摂取、腸内細菌による生合成の3つ。加齢とともに生合成能力は低下します。まるで「精」!『霊鹿参』『活命参』で補給できます。   疲労感と疲労は違います! 疲労感=疲労により脳の自律神経領域がダメージを受ける→主に肝臓が体の疲れをモニターして脳に伝えている→回復するために休めというシグナルがでる。 疲労=運動や精神活動で発生した活性酸素が細胞にダメージ→細胞内でタンパク質の合成に関わるeIF2αがリン酸化され、細胞がタンパク質合成できなくなる。 疲労から回復するにはまず休養が必要 良い睡眠、胃腸の健康、良い食事です。*鹿茸に含まれるポリアミンは、eIF2αを復活させるので疲労そのものが取れます。            

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ツバメが巣作りを始めました!

2024.05.03

今年もツバメが来てくれました! 良かった!! 暑くならないうちに早く子育て始めてね!

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ファーマシーそま通信2023年末号

2024.05.03

     ファーマシーそま通信 2023年末号                         私たちのオススメ 〜春のトラブルは冬の養生で決まる~    <ファーマシーそま健康講座より>  戦冬雲先生 野口一郎氏  春のトラブルと言えば、思い付くのは「花粉症」「憂鬱」ですね。 「花粉症」に対処するのに大切なのは防御機能です。 人には三段階の防御機能が備わっています。 第1バリア 口、喉  第2バリア 粘膜免疫 粘液にウイルスなどをくっつける。繊毛で追い出す。 第3バリア 血液免疫 免疫細胞マクロファージ、IgA抗体などがウイルスを無毒化する。  ウイルスなどを犯人に例えると、 第1バリア 犯人を入れない。 第2バリア 犯人を拘束する。追い出す。 第3バリア 犯人を処分する。 という役目を果たします。 第3バリアは予防注射などでできますが、第2バリアは普段から備えることができます。お城を思い浮かべてください。守るべきお城には兵士(血液免疫)がいます。お城の周囲には堀と城壁があり、堀は満々と水を湛えています。この堀と城壁が第2バリアである粘膜免疫です。 粘膜免疫を中医学(漢方)では、「衛気(えき)」と呼んでいます。 衛気を強くする漢方薬が『衛益顆粒』です。元は「玉屏風散」という処方で、漢方の粘膜ワクチンと言われています。現代の薬理試験でも、鼻粘膜保護作用、気管支粘膜保護作用が認められており、北海道大学のモルモットの試験で、くしゃみや鼻を擦る回数が正常値近くまで減ったという研究があります。想像するとちょっと可愛いですね。  城を守る堀のように、口、鼻、喉の粘膜にしっかり潤いを与えれば病気になりません。 風邪を引きやすい人、汗をたくさんかく人には特にオススメです。  ただ、花粉症を軽くするには、シーズンの2〜3ヶ月前から服用する必要があります。春先に花粉症に悩んでいる方は、今からスタートです!   次は、春の「憂鬱」「うつ状態」です。 冬は血液が身体の中心部の臓器に集中しているので、手足が冷えやすいですが、春は末梢の手足に血液が行って、臓器の血が足りなくなります。そういう時は「うつ状態」になりやすいです。「うつ」には身体に充分な栄養を与えなければなりません。  春に「憂鬱」「うつ状態」で悩む方は、冬の間に身体を潤し、栄養を十分に摂る必要があります。そもそも冬は「蔵」の時期、蓄える季節なのです。中国では、10月から11月にかけて膠(にかわ)を飲むイベントがあります。膠はトロトロとしていて、潤いと栄養を与え、精神を落ち着かせます。腸粘膜を潤すことで便秘も改善します。    『亀鹿仙』は亀・スッポンの甲羅と鹿の角が入っています。膠がたっぷりです。亀の甲羅は肌を潤し、 鹿の角は肌を温めます。老化防止に役立つので、髪の毛が薄かった80代の方が濃くなった、カルシウムやビタミンDで良くならない骨粗鬆症が改善した例もあります。                          食養生としては、里芋・山芋・百合根を食べると良いでしょう。 また、「うつ状態」を防ぐには、冬に1日15分〜30分でもいいので外に行って日に当たりましょう。セロトニンが分泌されます。夜はメラトニンが出てよく眠れます。   「うつ」に限らず、自律神経のバランスが崩れる方も多いですね。落ち着く、つまり副交感神経を活発にするには、深呼吸です。おへそまで深く吸いましょう。1日に何回か繰り返しましょう。また、首の前面をマッサージすると副交感神経に良いです。 交感神経が高ぶる人は、背中の中心より少し外をトントンと叩いてもらいましょう。感情のコントロールに良いのが頭頂部です。両手の指先で弾むように叩いてください。   『亀鹿仙』と同様な働きがある植物性の『八仙丸』という漢方薬。腎を補強し、潤す働きがあり、講師のお母様の鼻がズルズルとなる症状が治ったそうです。また、風邪を引きにくくなったそうです。花粉症の方、こんなアプローチもあります。   『麦味参顆粒』は肺を潤す作用があります。乾燥の季節にオススメですが、戦先生は、一年中、元気の素として愛用されています。出張の朝1包飲むだけで元気が出るそうです。 やる気が出ない時にも! 家に帰ったらヘトヘトになる人は出かける前に一包飲むのがオススメです。                ~今年、あなたの 未病 は見つかりましたか?      来年もきっと、私たちが、見つけます~        ~血液検査の深読みのおすすめ~                                                         坂本良恵 今年も血液検査を受けた方、たくさんおられると思います。 ・どこか不調を感じて久しぶりに検査を受けたが何も異常は見つからなくてよかったわ。 ・毎年人間ドックで検査しているけど、優秀な結果、異常なし。だったよ。 ・よくわからない項目で、ちょっとの数値に異変があったけど、ドクターはこれくらいなら様子みましょうって。大丈夫かな。 などなど、日常のお買い物の会話のなかで、健康意識が高い方が多く、いろいろ話題にしてくださいます。しかし、実際はどうなのか、話が進んでいきますと、 「でもね、毎日、しんどくて、あまり眠れないんだけど、これは季節の変わり目だからよね。」「年齢のせいかしら。更年期にさしかかってるからね。」 「気分が落ち込んで鬱っぽいけど、病気ってほどではないと思う。なにかいい漢方はないですか?」 そんな時、私たちはまず、「お食事、栄養はしっかり摂られていますか?」とお聞きします。「大丈夫です。しっかり食べています。食べ過ぎるくらいで困っている」などとおっしゃられる方が多いのですが。                     それ、本当に栄養足りていますか?       ・たんぱく質不足、ビタミンB、D不足、血糖調節障害、鉄(フェリチン)不足、マグネシウム不足、亜鉛不足、腸管免疫不調など。 健康に大きく関係するにもかかわらず、これらは血液検査にははっきりと示されにくいものなのです。なかでも、メンタルヘルス(精神の健康状態)は食事、栄養の観点から問題解決点を見出すことが少なからずあると考えられますが、なかなかその大切さに気づいて改善にまで至ることが少ないのが現状だと感じます。 参考までに実際に注目していただきたい項目です。 肝臓の変化を見るために、よく目にされるAST、ALT、γ-GTP。腎臓の場合はBUNなど。     基準値より高いと心配される人が多いのですが、これが低いことに是非注目していただきたいと思います。タンパク質、ビタミンB群の不足が考えられるケースかもしれません。そこを改善して、不調を改善できるケースが少なからず報告されています             <奥平智之、栄養精神医学(5)2018.11 参照>   最近特に鉄(フェリチン)の重要性に関して研究が進んでいます。体内の酸素の運搬や貯蓄に強くかかわる栄養素です。他の国では昔から、小麦粉(アメリカ、イギリス、カナダ、トルコなど)、醤油(中国)、米(フィリピン)など必然的に口に入るものに添加して補っていたために日本ほど鉄不足の人の割合は高くありません。(日本では20歳~49歳の女性で9割近くが、フェリチンの値が充分な量に達していません。) しかし現在の血液検査の標準では、大事な鉄を貯蔵するたんぱく質、フェリチンの含量が項目に入っていません。よって、ヘモグロビン、鉄が足りているから貧血はなし、異常なしで済ませてしまいがちなのです。 不足していると、情緒不安定、キレやすい、イライラしやすい、あざができやすい、のどに不快感、などの症状。大切な体のエネルギーを作り出すミトコンドリアも鉄不足により働きが鈍くなります。元気は出ません。また代謝障害のため細胞分裂が減って、粘膜が弱くなり、胃腸虚弱などにつながります。 妊娠の可能性のある方は、それ以前からの摂取、また妊娠中にももちろん推奨します。胎児への好影響はかなり大きい物があるということです。産後うつにも必要なミネラルです。   ファーマシーそまでは、まずそれらのミネラルを安心、安全な量を確保できるサプリ『ワタナベオイスター』を、自信をもってお勧めしています。また、ビタミン、ミネラル補給に青汁の『プログリーン』、ビタミンD関連、大事な細胞のミトコンドリアのためにも鉄剤(ワタナベオイスター)、ミネラルとともに摂取でさらに効果のあるALA製品『キラリスALA』など。 また漢方薬も様々な植物の根や葉、茎、鉱石や動物生薬など自然のものからできています。よって薬用成分にミネラルを自然のバランスで含んでおり、薬以前の未病の段階にも使われる所以ではないでしょうか。 まずは、血液検査の深読みをお勧めします。 そして薬局に栄養相談をしてみませんか? <日本栄養精神医学研究会 会長 奥平智之先生談 参照>  

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