ファーマシーそま通信 2023夏号
私たちのオススメ
現代のストレスに『救心感應丸気』!!☆
藤野暢子
まだ寒かった2月。そのひと月ほど前から何となく食欲がなく吐き気があったのですが、その日は朝から吐き気がひどく頭痛や動悸を感じ、そのうち立っているのもやっとの状態になってしまいました。もちろん仕事に入ることもできません。その時、すすめられて服用したのが『救心感應丸氣』でした。
すぐ飲んでしまわず口の中で香りと味を感じてから飲むのがおすすめと言われそのようにしたら、独特な香りと味で気持ちが落ち着くようでした。
普段寝つきが悪く、夜中も何度か起きてしまうのですが、その日は不思議とぐっすり眠れました。漢方は効くまでに時間がかかると言われますが、この『救心感應丸氣』は飲んですぐにいいかもと思えるお薬でした。
3日ほどで体調も落ち着き、その後、数回、しんどい時に1粒飲むだけで、すっかり良くなりました。
年末年始の疲れや冬の寒さで身体も冷えストレスから自律神経が乱れてしまっていたのでしょう。今でもお守りで1包をお財布にいれて持ち歩いています。
『救心感應丸氣』は一言で言えば、「気を巡らせる薬」です。生命活動に必要なエネルギーである気血を全身に巡らせて、生体の恒常性を保っている経路の滞りを開く作用があります。
ストレスなどからくる急な心身の不調に
おすすめの漢方です!!
☆突然!サプリメント活躍の本番がやってきました!☆
坂本良恵
首筋に、腫れが見つかり、灼熱感が定期的におこり、耳鼻咽喉科で悪性リンパ腫の疑いで、1ヶ月検査をしました。
人生で初めて余命を考えた出来事となりました。
しかし、こんな時に、中医学で学び経験してきたことが、まず頭にたくさんよぎり、例え悪性であっても、いろんな考え方、向かい方、方法があることが心の支えになり、うろたえることなく1ヶ月をすごせました。
結果は、単なる炎症で、時間をかけて治すことができました。原因は、歯肉からの細菌、もしくはウイルスなどによる炎症ではないかとのことでした。その際に日々行ったことを今回まとめてみたいと思います。
灼熱感があったため、その炎症を沈めるために、まず、使ったのは、
『 生環研のプロポリスゴールド』でした。悪性であろうとなかろうと、病名から考えるのではなく、
まず不快なところを改善して過ごすことは中医学では基本となるもの。そしてそれを叶えるために、
私の周りの環境には、選び抜かれたサプリメントなどが豊富にあったのです。
『生環研のプロポリスゴールド』が歯痛、口内炎などの炎症の改善に効果があることは経験済みでしたので、一日4カプセルを服用しました。灼熱感は3日ほどでほとんどなくなり、それだけでも充分明るい気分になれました。プロポリスの辛み成分、主な効果をもつアルテピリンがたっぷり含まれたものです。
次に肩こり、首筋のだるさに対して血行、血流を良くすることを考えました。しかし、疑われている悪性リンパ腫は、血流を良くしてしまうと、全身に張り巡らされたリンパの流れを良くし転移してしまうかも?などという不安が頭をよぎりましたが、それは間違いであることは、冷静になれば理解できました。正常な細胞の血行を良くして栄養を正常細胞に戻すことはがんの増殖を抑える方向に働くということになるはずです。
よって、日頃から用意していた、田七人参のサプリメント『夢三七』を一日12粒。止血作用をもちながらも血栓はつくらず血流を改善するという『夢三七』。細胞の正常化にはもってこいではないでしょうか。
疲れがたまっていたことは確かで、落ちているであろう免疫力。免疫力は腸からであるのは明らかとなりつつありますので、『フェカリンプロ』という大量の特別な乳酸菌を含むサプリメントは、もちろん、今までより増やしました。
万が一、悪性であった場合に備えて、転移をとめるのではといわれている生薬を二種類は、用意しておきました。
術後の改善のためにも煎じ薬の準備の確認も。(こちらに関しての詳細はまたの機会にお話したいと思います。)
そして副交感神経を刺激して、気持ちがリラックスするように、爪のツボの刺激を毎日暇さえあれば。
検査入院も不安感は募りそうでしたが、それに関しても日頃から使っていた牡蠣のサプリメント、『ワタナベオイスター』のゼリー、錠剤を服用しながら、なんと!熟睡することができました。
結果は、単なる炎症ということで、悪性に向かう気持ちは空振りとなったわけです。しかしこの一ヶ月の生活はなんと充実していたことでしょうか。周りの人たち、家族に感謝の念などもたっぷり芽生え、少々早とちりなドクターへの対応も冷静(!)に済ませることとなりました。
このように前向きに明るく日々を送れたのは、日頃からたくさんの健康情報を交換しあえる環境にあったことが大きいと思います。改善の道は何かあると信じることができました。
しかし、悪性になるのは、いったいどういう場合なのか、今回は色々新たに日々の過ごし方の気付きとなったように感じます。
いわゆる、免疫力がおちていた。それなら、なぜ、炎症で治まったのか。悪性にならなかったのはなぜなのか。新たな課題です。
先のことなどは、わからぬものですが、未病のうちに、今ある不調は、今日のうちに。
日々はまだまだ続くことを願って。たくさんの情報をお伝えできたらと願っています。
☆座りすぎに注意!☆
兒玉眞理子
「あなたは1日何時間座っていますか」と聞かれても、能動的でない行動を自覚するのは難しく、把握されてない場合も多いようです。しかし、座っている時間が長いと健康を害するリスクが上昇することがわかっており、注意が必要です。
「座位行動」とは、座っている、横になっているといった、就寝中以外で身体的活動をしていない状態のことです。近年の研究で、この時間が長いと健康問題が発生することが明らかになっています。
テレビ視聴時間は座位時間の代替指標としてよく使われます。25歳以上の成人を対象とした調査で、テレビ視聴時間が1日1時間増えるごとに、総死亡率が11%増えるとの報告があります。また、テレビを1時間視聴するごとに、寿命が21.8分短くなるとの指摘もあります。
重要な点は、日頃から運動習慣がある場合でも、座っている時間が長い場合、これらの健康リスクは充分には減らないということです。
20か国を調査したところ、日本人の平均座位時間は、世界最長の7時間であったという報告があります。日本人の座位時間を上昇させている要因として、デスクワーカーの多さや、不用意に立ち歩く人が少ない文化などが影響しているかもしれません。
昨今はリモートワークの環境なども整備され、座りすぎに拍車がかかっているかもしれません。
これまで、多くの国の身体活動ガイドラインにて、中強度以上の活動が推奨されてきましたが、近年では、座りすぎ対策も徐々に盛り込まれる方向で動いています。身体活動指針について、イギリスでは2011年に、オーストラリアでは2014年に、WHOでは2020年に、これまで提唱してきた中強度以上の身体活動に加えて、座位時間を減少させることに言及しています。
残念ながら、座位時間をどこまで減らせば良いかについては、まだ、国際的な基準があるわけではありません。ただ、1日の座位時間が8時間以上を「座りすぎ」に分類している報告が多いようです。
ひとまず、座位時間が8時間を超えていないか日頃の生活を振り返ってみましょう。仕事で座る時間を短くすることが困難なケースもあります。その場合は、30分に1回立って歩くだけで、リスクを軽減できると言われています。
こまめに立ち上がって動く習慣をつけましょう。ウォーキングやランニングといった運動習慣に加えて、日常生活におけるちょっとした活動の積み重ねが大事です。
参考:1)座位行動の定義とその実態 6)「座位行動」厚生労働省HP
2)Circulation.2010 Jan26;121(3):384-91 7)Chief medical officers London:Enbland.2011
3)Br J Sports Med.2012 Oct;46(13):927-30. 8)Australian Government,Department of Health,2014
4)ストレス科学研究、29,20-27(2014) 9)WHO guidelines on physical activity and sedentary behavior
5)スポーツ庁Web広報マガジン「日本人の座位時間は世界最長7時間」