私たちのオススメ
―夏のゴルフのお供に漢方薬を―
川元尚子
暑くなってきました。今年の夏も猛暑になる予報です。
暑さで汗をかくと体液が減少して血液が濃くなり、血流が悪くなります。
夏は冬と並んで、心筋梗塞や脳梗塞を発症する確率が高い季節です。
“漢方薬のポカリスエット”と呼ばれる漢方薬、『麦味参顆粒』があります。
麦門冬、五味子、人参の3種類の生薬からできていて、身体の「気」と「津(体液)」を補う薬です。
また血流を改善する漢方薬を一緒に服用することで、更に血液の滞りを予防することができます。
“冠心Ⅱ号方”という漢方薬です。『冠元顆粒』や『冠心調血飲』という名前で商品としてあります。
丹参、紅花、川きゅうなどの生薬からできていて、血液を力強く流してくれます。
これらの漢方薬で血液サラサラにして、夏を乗り越えましょう!
暑い日のゴルフ。プレー前に『麦味参顆粒』と『冠元顆粒』又は『冠心調血飲』を1包ずつ飲んで行きましょう。
血管も安心。スコアもきっと最高でしょう!
店頭でご相談ください。
☆こむら返り!☆
兒玉眞理子
いたたたーっ!!とふくらはぎなどに急に強い痛みが走る“アレ”。
こむら返りは、「筋肉のつり」。神経から筋肉への「動け」という指令にエラーが生じ、筋肉が縮んだままになった状態のことです。
<こむら返りはなぜ起こる?>
実は、こむら返りの原因はよくわかっていません。「筋肉が疲れた時に神経と筋肉の伝達がうまくいかない」「脱水により、体内の塩分やミネラルのバランスが崩れ、神経の過敏性に影響する」という二つの説が有力と言われています。
<中高年で起こりやすいのはなぜ?>
こむら返りが中高年に起こりやすいのは、筋肉量が減って血行が悪くなり、疲労がたまりやすくなるためです。特に運動不足で筋肉が衰えていると、ちょっとしたことで、長時間運動したあとに足がつるのと同じような体の変化が起こりやすくなります。
また、加齢とともに体内の水分量も減るため、脱水が起こりやすくなるとも考えられます。中には使っている薬や何らかの病気が原因の場合もあります。
<こむら返りが起こりやすい時間帯は、夜>
就寝中には、交感神経と副交感神経のバランスの変化や、末梢の血液循環が悪くなるために起こりやすくなると考えられています。布団の重みで足首がピンと伸びたままだと起こりやすいので、軽いかけ布団にするなどの工夫をしましょう。
<こむら返りの予防法>
〇運動 毎日の散歩など、自分の体力に合わせ、疲れが残らないようにしましょう。
ストレッチ・マッサージ:起こりやすい部分は1回10~30秒のストレッチで数回伸ばし、これを1日2~4度行います。就寝前はマッサージでさすったりもんだりすると良いでしょう。
〇水分やミネラルを摂る
*まとめて水分を摂っても不要分は排出されてしまいます。こまめに摂る
ようにしましょう。
*コーヒーや紅茶・緑茶などカフェインを含むものは利尿作用があります。
カフェインを含まないのをお勧めします。
*お酒・ビールの摂りすぎも脱水を起こします。
*就寝時の脱水予防として枕元に水を用意しておくのもお勧めです。
<こむら返りにおススメの漢方薬・サプリメント>
こむら返りが起きてしまった時は、芍薬甘草湯を。即効性があります。痛みが治まったら服用を中止してください。甘草の量が多いため、長く服用するときは副作用の出現に注意が必要です。
予防法としては、バランスよくミネラルが摂れる『ワタナベオイスター』『プログリーン』体質的に体の水分が少ない方は『亀鹿霊仙廣』『亀鹿仙』『開豊ケイギョク膏』がおススメです。
☆ 認知症対策の最前線☆
兒玉眞理子
<アルツハイマー型認知症>
アルツハイマー型認知症は、ドイツのアルツハイマー博士の名にちなんで命名されました。博士は、普通には見られない精神疾患で亡くなった女性の脳を調べ、多数の異常な凝集体と線維のもつれを発見しました。この変化は神経線維の外側にアミロイドβというたんぱく質が蓄積した結果と考えられています。
最近承認された新薬レカネマブの臨床試験結果により、アミロイドβの減少と認知機能低下の抑制が関連するとわかりました。レカネマブで、投与18か月で臨床認知尺度の悪化が5~7か月遅延しましたが、残念ながら認知症の進行を完全に抑制するものではありません。それに、新薬なので、まだ一定期間有効性・安全性を調べることになっています。
でもせっかくアミロイドβの減少と認知症の進行抑制が関連することが分かったので、レカネマブ以外でアミロイドβを減らす方法を考えましょう。
<運動>
運動で筋肉の収縮が起きると、筋肉からイリシンというホルモン様のものが分泌されます。
イリシンはアミロイドβを分解する酵素の活性を高めます。また、BDNF(脳神経栄養因子)を増やします。
運動はオートファジー(細胞の新陳代謝)を活性化し、結果、細胞内の不要たんぱくが分解されると考えられます。また、運動によりアセチルコリンが分泌され、血管が広がって脳血流の維持に役立ちます。
<睡眠>
脳は神経細胞やグリア細胞で埋め尽くされており、隙間があまりないのですが、睡眠中はグリア細胞の突起が小さくなって脳に隙間ができ、老廃物を流しだすことができます。
ぐっすり眠れている人は脳内アミロイドβが少ないとの報告もあります。
<歯周病対策>
脳外で作られたアミロイドβは脳内に入らないというのが定説でしたが、歯周病菌がアミロイドβの受容体を増やして脳内にアミロイドβを流入させることがわかりました。歯周病を予防することが大切です。
☆猫のアレルギー!☆
兒玉眞理子
我が家の猫“タマ”の話です。タマは元、地域猫でしたが、だんだん、うちの猫になりました。
もう2~3年になるでしょうか。近所に地域猫活動している方がいらして、タマも去勢手術していました。うちに居つく前に5年くらいは近所で暮らしていたようです。
ラグドールという長毛種の大型の猫に似ていて、心配になるくらいとても人懐こいです。
この子は、気の毒なことに、アレルギー体質のようです。夏になると耳や鼻にプツプツと硬い吹き出物のようなものが繰り返し出てきます。調べると、蚊にアレルギーがある場合に刺されると起きる「粟粒性皮膚炎」に違いなさそうでした。獣医さんに聞くと、外に行く猫の場合、どうしようもないとのこと。結局秋も深まり蚊がいなくなると自然に出なくなります。
ところで、昨年の秋から冬にかけて、お腹がかゆいのかペロペロなめて毛がすっかり抜け、さらになめるので皮膚に傷ができ、化膿してきました。範囲は後ろ足の内側まで広がり、ぐちゃぐちゃになってしまいました。お腹をなめて毛が抜けるのは、その前の冬から起き始めていたので、蚊とは関係がありません。以前、うちにいた猫に母が海老をやり続けていたら、いつも腹部がつんつるてんになっていました。海老を止めたら治ったので、食物アレルギーだったんですね。その経験があるので、キャットフードを変えてみたりもしましたが、著効はなく、状態が酷いので、動物病院で診てもらいました。獣医さんは「アレルギー体質ですよねえ。」
結局、治療はステロイドと抗生剤の内服になりました。途中で食べてくれなくなり、ちょっとぶり返しましたが、投薬用チュールが気に入ってくれて2か月くらいで一応傷と炎症は治まりました。しかし、再発するたびにステロイドを使うわけにはいきません。8㎏の体重が8.3㎏、8.5㎏と徐々に増えましたし、免疫力の低下も心配です。そこで、免疫はやっぱり腸内環境なので、フェカリンの姉妹品『チサフェルナ』を1包ずつ食べさせました。フェカリンよりは食べやすかったようです。その後、お腹をなめることはなくなり、毛も元通り生えてきました。今年の冬はお腹は痒くなかったみたいです。
問題は「粟粒性皮膚炎」です。もう蚊が出てきています。残念ながら、全く出ないというわけにはいきませんでした。でも、出来てもすぐ引っ込んでいく気がします。それから、私が3日ほど出かけて、夫が『チサフェルナ』または『フェカリン』をやらなかったとき、急にブツブツ出来ていました。そこで『フェカリンスーパー』をあげると、さっさと引っ込みはじめました。乳酸菌のせいにしては反応が急すぎるなとは思うけれど続けていないといけないのだと感じました。
今後も「粟粒性皮膚炎」が出なくなることを期待して続けて行きたいと思います。