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ファーマシーそま通信2018秋号

2018.10.25

ファーマシーそま通信 2018秋号
       
私たちのオススメ
 
 
~ミトコンドリア活性化で秋バテさようなら!~
                   丸茂佳補子
 
今年の夏は記録的な猛暑でした。夏バテが長引いて、そのまま秋バテに突入しないために…
生命の根源物質と言われる生命維持をおこなう上で必要不可欠な特別なアミノ酸『A L A』(アラ)を紹介します。
 
 『A L A』は人間、動植物の生体内に存在する天然アミノ酸で、細胞内のミトコンドリアでのエネルギー生産をサポートし、活発にしてくれる働きがあります。
 『A L A』の体内量は加齢とともに低下するので、ミトコンドリアの働きも低下し、疲れや年齢の衰えを感じる原因となります。『A L A』は緑黄色野菜、バナナ、イカ、牛肉、そして黒酢、ワイン、日本酒、など発酵食品の食材から摂取することが出来ますがやはり不足しがちになります。
 不足をサポートしてくれ、加齢によるさまざまな症状に改善があるのが『キラリスA L A』
あのボディメイキングジム「ラ○ザ○プ」で正式採用! トレーニング継続のための疲労回復剤として使用されているようです
 1日1錠、『キラリスA L A』積極的な補給で元気にアクティブな毎日を目指しませんか!!!
 A L Aを飲むと体に起きる…
6つの良いこと
老化の抑制〜代謝を高めて身体の機能低下を抑制する
免疫力の向上〜基礎体温を上げる
睡眠の質を改善〜しっかり眠るには体力(エネルギー)が必要
糖尿病予防〜糖代謝を高め、血糖値を下げることにより、糖尿病改善を助ける
美肌効果〜体内の水分保持により、お肌にハリと潤いを与える
6  メタボの改善〜脂肪燃焼を助け、内臓脂肪を減らし、ダイエットに
 
また『A L A』はミネラルと相性がとても良い成分ですので鉄、亜鉛などのミネラルを同時に摂取すると貧血改善にもオススメです




〜秋の食養生〜
                               谷川美佐
 秋は、やっと夏の暑さから解放され、スポーツや行楽を楽しめる季節です。しかし、夏の暑い時期になんとか頑張った体の疲れが一気にでてしまい「秋バテ」になる人も多い季節です。夏の間、冷たいものをたくさん食べたり飲んだり、または、暑くて食欲がなかったり、胃腸もかなりのダメージをうけています秋の味覚には、そんな弱った胃腸の働きを整え、体を元気にしてくれるものがたくさんあります。
 
「さんま」
良質のたんぱく質や鉄分、カルシウム、ビタミンD、DHA、EPAなど栄養満点。
胃腸を温め、疲労回復に効果的。
 
「サツマイモ」
ビタミン、食物繊維が豊富。
栄養素が加熱してもこわれにくい。
ビタミンB1.B2も豊富で疲労回復に効果的。
カリウムで余分な老廃物の排尿を促す。
 
「茄子」
90%は水分であるが、食物繊維や糖質を含む。
ルチンやエルセチンといった成分の働きで血管の柔軟性を保つ。
 
「柿」
ビタミンCが非常に多い。
その他、ビタミンAや食物繊維も豊富で動脈効果や高血圧の予防。
肝臓の解毒作用を高める働きがあり、お酒を飲む際ご一緒に。

「すだち」
ビタミンCが豊富。
胃腸を刺激して消化吸収を助け食欲増進。
クエン酸により、疲労物質を除去、新陳代謝アップ。
 
「銀杏」
β-カロテン豊富で滋養強壮に効果的。
 
「松茸」
カリウム、ナイアシン、食物繊維、ビタミンなとバランスよく含まれる。
ナイアシンはビタミンBの一種で糖質や脂質をエネルギーに変えるのに必要。
体力、免疫力アップ。
おいしく食べて、夏の疲れを体の中から回復させ、冬の寒さに備えましょう。




~蔵王登山(トレッキング)に行きました!!~
                        兒玉眞理子
 
8月17〜18日に蔵王温泉に泊まり、蔵王登山(トレッキング)をしてきました。以前にもお話ししたように、昔は春から夏にかけて月1回くらいは登山をしていたのですが、最近は全くできず、筋力も落ちるばかりです。でも、なんとか山を味わいたい私と、しんどい山に何の未練もなく「温泉なら行く」という夫との妥協点が、今年は「蔵王」となりました。
 蔵王連峰は深田久弥の百名山に入っていますが、ほぼ頂上まで自動車で行けるくらい開発されてしまったので、登山をする山としては魅力がなくなっているとのこと。しかし楽々登山をしたい人にとっては好都合なわけです。

 
 山形県側にある蔵王温泉に電車とバスで昼過ぎに到着。その日は気温が17度で寒い! 
温泉町には外湯がいっぱいあって、二つは回ろうと思ったのですが、これも夫の「一つでいい」で、旅館のすぐ近くの「川原湯」のみに。ここは源泉の温度が非常に高く、水で少々埋めているそうですが、それでもなかなか浸かれない熱さでした。あまりの熱さに満足度も100%です。
 泉質は酸性・含硫黄アルミニウム硫酸塩・塩化物泉で、源泉が複数あり、それぞれ温度やpHが少しずつ異なりますが、pH1.6前後が多く強酸性です。お湯の蛇口は皆真っ黒に錆付いていました。
 余談ですが、夫の下肢の謎の皮膚炎(以前そま通信に掲載)です。 APクリームで良かったものの、止めるとまたしつこく出ていました。それが、帰宅する頃、枯れたように引いていました。酸性泉は皮膚病に効くとされていますが、酸性のせい?それとも温度でしょうか? その後APクリーム再開でまた良くなっています。
 
 宿泊した「おおみや旅館」は大正ロマン風に最近改装したばかりだそうで、竹久夢二の版画があちこち飾ってありました。蔵王温泉は西暦110年開湯と言われ1900年の歴史があります。この旅館も平安時代からあるとか!? お料理も良かったですよ。

 さて、翌日はいよいよ蔵王連峰の上へ。天気は上々。温泉町からはロープウェイを2本乗り継いで地蔵山頂駅(標高1661m)に到着です。そこから最高峰熊野岳(1840m)まで稜線万歩1時間くらいでしょうか。足元にはザオウアザミやヤマハハコ、エゾオヤマリンドウなどが綺麗に咲いています。神社オタクの夫が山頂にある蔵王神社の写真を撮ってから少し先へ下ると……見えました!!
かの有名な『御釜』(火口)がエメラルド色の水を湛えてスッキリと
写真とは比べ物にならない感動です。ガスがかからず見えるのは半分くらいの確率と聞いていたので、大満足!! と、そこへ現れたのが白いフリルのワンピースを着た中国語を話す女性二人連れ。盛んにポーズをとって写真撮影です。馬の背と呼ばれる火口の縁の方に目をやると駐車場が見えます。そうなんです。宮城県側からは自動車道で「御釜」のすぐ近くまで上がれるんです。がっかりというかやっぱり‥‥ですが、そんなこと関係ないくらい素晴らしい景色でした。
 ちょっとだけ登山したい方、結構オススメです。ただし、温泉の入りすぎはお気をつけください。疲れます。どんな時も『長城清心丸』をお忘れなく!




 〜特別展「人体展」を見て…… 血流って最近発見された!~
                      兒玉眞理子
 
 6月に東京の国立科学博物館で開催された「人体展」を見ました。NHKの番組「人体」とコラボレーションした展覧会で、人体理解の歴史の展示でした。
 ヨーロッパでは、古代においても人体の構造や機能を探索する試みは行われていました。人体解剖の最古の記録は紀元前6世紀で眼球周辺を解剖し、視神経を発見しました。その後、人体解剖は許されなかったため、ローマ帝国時代のギリシャ人の医学者ガレノスが臨床医としての経験と動物を使った解剖により体系的な医学を確立し、膨大な著作を残しました。彼の著作はアラビア世界を経由してキリスト教圏にも伝わり、ルネッサンス期まで1000年以上にわたり強い影響力を残しました。ガレノスは生命の根源として「精気(Pneuma)」を想定し、呼吸や心臓の拍動を説明していたそうです
 天才レオナルド・ダ・ウィンチ(1452-1519)は正確な絵を描くために、フィレンツェの病院の承諾を得て、人体解剖を行いましたが、いざ行ってみるとそれ以上の知見が得られたわけで、先述のガレノスの知識と合わせて「解剖手稿」という多数の解剖図とメモを残しました。神経と動脈を間違ったりもしているのですが、極小の神経繊維が極小の筋肉に繋がっており、神経の命令で筋肉が動くといったアイデアがメモに残されています。さすがに天才ですね。また、レオナルドは、心臓は血液を熱することで「生命精気」を作り出す装置であると考えていたそうです
 
 ルネッサンス期になると中世の教会中心の世界観を離れ、自然の研究には観察や実験が大切だという考えが台頭したので、多くの人体解剖を行い、1543年には「人体の構造に関する7章」(通称ファブリカ)が書かれました。
 しかし、当然のことながら、彼らが解剖したのは死体ばかり。臓器や筋肉や血管・神経などの物を見ることはできましたが、血液が流れるところは見られませんでした。当時、動脈系と静脈系は独立しており、血液は末梢に至る間に消費されると考えられていました血液が巡るという考えはなかったのです
 その後はウィリアム・ハーヴェイが「血液は体内を循環している」という血液循環説をとなえましたが、証拠がありませんでした。顕微鏡の発明進歩により、動脈と静脈をつなぐ毛細血管が1661年に発見されて、やっと決定的になったのです。
 その点、中国の伝統医学(漢方)では、2000年前から血や水が巡るという考え方をしていたのですから、ある意味すごいなあと思います。
 今や西洋医学で、いろいろな臓器や筋肉の間でメッセージがやり取りされていることが解って来ていますが、漢方の五行説では初めから臓器の間で影響を及ぼしあっていると説明していますこれも2000年前から先取りしていたわけです本当にすごい!!
 
 人体の血管の長さを合計すると約10万キロメートル。人体展にも人体の血管のみを表現した人体のモデルがありましたが、真っ赤でした。体中すみずみまで高密度で毛細血管があることが実感されました。その血管を通る血液によって酸素や栄養が運ばれて細胞が生きているのです。血管は大事にしなければなりません。今話題のゴースト血管(消えかけている毛細血管)!!
あなたにもあるかもしれません。当店内に毛細血管を見る装置がありますので、一度ご自分の毛細血管をチェックしてみませんか?